はじめに
特に観光地で接客業に携わっている人は、海外からのお客さんを対応することもあるのではないでしょうか。
そういった場合に英会話ができないと、ジェスチャーなどでなんとかコミュニケーションをとることになってしまいます。
それはそれで面白いものですが、できれば簡単な英会話もできると接客がしやすいですよね。
また英語で基本的な接客ができれば、海外にワーキングホリデーなどに行ったときにも、仕事を得やすいでしょう。
そこで今回は、英会話初心者でも英語で接客ができるように、シンプルな接客フレーズをご紹介していきます。
これをマスターして、英語での接客に挑戦してみてくださいね。
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挨拶をするフレーズ
どんなお店だったとしても、挨拶は基本中の基本。お客さんが入店してきたら、挨拶をしてみましょう。挨拶は時間によって使い分けるようにしてください。
・Hello.
(いつでも使えるフレーズ)
・Good morning.
(朝の挨拶)
・Good afternoon.
(午後〜夕方の挨拶)
・Good evening.(
夕方以降の挨拶)
カフェ、レストラン、ショップなど、どこでも挨拶をはじめにするのが普通となりますから、さらっと出てくるようになっているといいですね。
「何かお困りですか?」「何かお伺いいたしましょうか?」
どんな種類のお店であったとしてもとても重要なフレーズはこれ。こちらから、お客さんにアクションをするときには、このフレーズを使いましょう。
・May I help you?
(なにかお困りですか?)
・How can I help you?
(どのようにお手伝いしましょうか?)
服やお土産のお店なら上のフレーズで、カフェやレストランなどなら、下のフレーズの方が自然となります。
「かしこまりました」というフレーズ
言われた用件を理解できた場合、何かをお願いされた場合に「かしこまりました」と言いたいときには、このフレーズを使います。
・Certainly.
(かしこまりました。)
・Sure.
(もちろんです。)
“Sure”の方は、”Cau you ….”など、あなたに対して「〇〇をしてください。」とお願いされたときに使うと自然です。
「少々お待ちください」というフレーズ
何かをお願いされて、時間がかかるときにはお客さんを待たせることになります。そういった場合には、待ってもらうように伝える必要があるでしょう。
そんな場合に使えるのがこのフレーズです。
・Just a moment, please.
(少々お待ちください。)
このフレーズには他にもパターンがあるのですが、今回は英会話初心者向けということで、非常にシンプルなこのフレーズだけをおさえておくことをおすすめします。
このフレーズなら、覚えてさらっと口に出すことができそうですよね。
このフレーズは、自分では英語力不足で対応できない場合に、他の英語ができるスタッフを呼ぶ場合でも使えるフレーズです。
「お待たせしました」というフレーズ
カフェやレストランで待たせてしまった場合は、「お待たせしました」という必要はあまりありません。
しかしあまりにも待たせてしまった場合や、ショップなどで在庫確認に行って戻って来た場合にはこのフレーズを言ってみるといいでしょう。
・Thank you for waiting.
(お待ちいただきありがとうございます。)
待ってもらったことにお礼を言うのは、日本の感覚では不思議な感じがするかもしれませんが、英会話ではとても自然なことですから、このまま覚えてみましょう。
「予約はされていますか?」というフレーズ
ホテルや飲食店での接客なら、予約確認が必要かもしれません。その場合はこのフレーズを使います。
・Have you made a reservation?
(予約はされていますか?)
・Have you booked a table?
(予約はされていますか?)
“book”は「本」という意味以外にも、「予約する」という意味のある単語です。
”book a table”は「テーブルの予約をする」という意味で、レストランではよく使われる表現となっています。
お会計をするときのフレーズ
お会計をするときには、値段を告げることと、お釣りを渡すことが必要になります。そんなときに使えるフレーズにはこんなものがあるでしょう。
・That’s 1,000 yen.
(1000円です。)
・Here is your change.
(こちらがお釣りです。)
ひとまずはこのようなシンプルなフレーズが言えれば、問題ありません。
見送るときのフレーズ
どんなお店での接客でも、お見送りが必要になります。お見送りをするときにはこんなフレーズを口にしましょう。
・Thank you very much. Have a nice day.
(ありがとうございます。良い1日を。)
英会話では、お礼のあとにもう一言添えるのが通例です。
日中なら、”have a nice day.”で大丈夫です。もしも夕方だった場合は、”Have a nice evening.”というようにしましょう。
まとめ
接客には臨機応変な対応が求められるので、ここでご紹介したフレーズだけでは足りないこともあるでしょう。
またお店によっても使えるフレーズが異なります。
ここでご紹介できていないフレーズについても、実際に接客をしながらどんなフレーズが必要か考えれば、どんどん覚えていけるはずです。
まずはここでご紹介したフレーズを使って、基本的な接客をこなすことに慣れてみてくださいね。慣れてくれば徐々に対応できる範囲が広がっていくでしょう。