はじめに
英会話を学んでいると、どうしても自分の表現力のなさに落ち込むこともあるかもしれません。
シンプルなことはスラスラ言えるようになっても、複雑な表現ができなかったり、ネイティブのような表現ができず不自然になってしまったりと、悩みはつきませんよね。
英会話で表現力を上げるためには、どうすればいいのでしょうか。
今回は英会話で表現力不足にお悩みの方向けに、表現力を上げるための方法をまとめてみました。
こちらを参考にして、ぜひ表現力アップに励んでみてくださいね。
海外ドラマや洋画を大活用する
海外ドラマや洋画は英語表現の宝庫です。英語の表現力を上げたいなら、海外ドラマや洋画を活用してみましょう。
ここでのポイントは、英語字幕と日本語訳字幕のどちらもついているものを選ぶということです。
そうでなければ、なんと言っているか正確にキャッチできませんし、言っていることの意味もわかりませんよね。
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また、ドラマや洋画を見ていて、そのすべてを理解する必要は全くありません。
理解できない部分の方が大半でも問題ないのです。
なぜなら英会話での表現力をアップするのに、難しい文章は必要ないからです。
自分が覚えられるような長さで、ネイティブっぽい表現をゲットできればいいんですね。
ですから海外ドラマや洋画を見ていて、「おっ!」と思った表現は、積極的に盗んでみましょう。
英語字幕で正確な文章がわかりますから、それをノートなどに意味と一緒にメモしておくといいでしょう。
あなたが日常で使いそうな表現で、こなれた英語だと感じるようなものを選んでください。日常的に使わなそうな表現は、どうせ使わないので後回しにしてしまいましょう。
ピックアップした表現は、繰り返し口にして覚えれば、ここぞという時に口から自然と出てきてくれるでしょう。
複雑な文法もしっかり覚える
英会話での表現力が足りないのは、ひょっとすると文法の知識が足りないのかもしれません。
初級英会話では、現在完了くらいまでが理解できれば問題ありません。
現在形・過去形・未来形・現在完了が使えていれば、たいていの意思疎通はできます。
しかしもっともっと複雑な会話をしたいと思うなら、複雑な文法にも挑戦するべきでしょう。
例えば
She is the girl who lives in Las Vegas.
(彼女がラスベガスに住んでいる女の子です。)
のような関係代名詞を使った文章はスラスラと言えるべきですし、
I could have been on time if she hadn’t called me.
(彼女が電話してこなかったら、間に合ったのに。)
という複雑な仮定法もゆっくりでもいいので言えるようになれば、かなり表現力はアップするはずです。
日本語だったら、この程度のことはよく日常的に口にしますし、スラスラ出てきますよね。
他にも英文法には少々複雑な点もありますが、そうした文法も苦手意識を持たずにしっかり身につけることで、驚くほど英語の表現力がアップするでしょう。
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自然に英会話ができる環境を作る
英会話で表現力をアップするには、自然に英会話ができる環境作りも重要です。
表現力をアップするには、自分で英語を口にすることのほか、自然に英会話をすることも必要だからです。
また自然な英会話を話せる人の英語を聞くことも、表現力アップにつながるでしょう。
もしもあなたが英会話初心者なら、オンライン英会話や英会話教室などで講師と会話をすることをおすすめします。
まずは教材ベースのレッスンになるかもしれませんが、英会話教材には自然な表現がたくさん含まれていますから、そうした教材に載っている表現から身につけていくといいでしょう。
またオンライン英会話ではフリートークもできるので、少し会話力が身についた人ならフリートークで表現力を磨くのもおすすめです。
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英会話レベルが中級程度になって、会話をなんとか楽しめる人なら、英会話カフェなど講師ではない人と会話できるような環境もおすすめです。講師は間違いを訂正してくれますが、講師以外のネイティブや非ネイティブで英語が話せる人は、あなたの間違いを訂正はしてくれません。
そのあたりのことも意識しながら、英会話カフェで自然な英語を話す人たちの表現を盗むのも手です。
どちらにしても、自分が自然に話せる環境がなければ表現力アップは難しいでしょう。
恥ずかしがらずに積極的に自然と英会話ができる環境を作りましょう。
英作文を毎日やってみる
英作文も英会話の表現力アップには効果的です。
とは言っても、普通に自分自身の考えを英作文にするのではなく、誰かがなんとなく言った言葉や、目にした文章をパッと英語に直してみる方法です。
自分自身の考えを英作文にするような方法だと、どうしても自分が今使える表現だけを使ってしまいますし、自分の日常という幅の狭い範囲での英作文になってしまうでしょう。
しかし誰かが言った言葉や、テレビなどで耳にした言葉、目にした文章をパッと英作文する方法なら、話題の幅が広くなりますよね。
最初は英作文できないかもしれませんが、どう言えばいいのか調べたりすればどんどん表現の幅が広がっていくでしょう。
このランダムな英作文を日常的にやってみれば、どんどん英会話の幅が広がり、表現力がアップします。試しにこの文章を英作文してみてください。意外と難しくないですか?(例:To give it a try, translate this sentence into English. It’s actually difficult, isn’t it?)
まとめ
今回は英会話で表現力を上げるための方法を4つご紹介しました。
この中のすべてを一度に始める必要はありません。
やってみたいと思うものから手をつけてみましょう。
どの方法から始めてみても、最終的に表現力はしっかりアップします。
継続することを忘れずに、英語の表現力アップに励んでみてくださいね。