赤ちゃんがおられるご家庭は車で出かける際、チャイルドシートに乗せておられることと思います。
でも、このチャイルドシート、正しく取り付けていますか?
我が家もチャイルドシートをレンタルしたものの、娘は取り付け方がイマイチ分からず説明書を見ながら四苦八苦していました。
簡単に取り付けられるものだといいですが、複雑なものだと正しく付けられていない場合があり、赤ちゃんにとって危険です。
そこで、ここではチャイルドシートの正しい付け方をお教えしますので、今一度、正しく付けられているかチェックしてみてくださいね!
チャイルドシートをつける座席
チャイルドシートを車のどの座席につけなければいけないか、法律上決まってはいません。
赤ちゃんと2人でお出かけする際、よく見えるからと助手席に設置している方がいらっしゃいますが、エアバッグが開いた時や正面衝突の際に非常に危険です。
安全性の観点から言うと、後部座席につけていただきたいですね。
特に、正面衝突した場合も前の座席に挟まれる心配のない真ん中の座席が最適です。
チャイルドシートを設置する向き
みなさんは新生児を乗せるチャイルドシートの向きが決まっていることを知っていますか?
衝突時の頸椎損傷のリスクを軽減するには1歳を過ぎ体重が10キロを超えるまで、後ろ向きに乗せる方がいいと言われています。
その理由は背中全体の広い面積で事故の衝撃を分散するためで、首や頭、背中全体を支えることで脊髄と首への衝撃を軽くするためです。
正しいチャイルドシートの取り付け方
1.チャイルドシート位置を確認
1歳くらいまでは後ろ向きに乗せていただき、前の座席に足がぶつかる程度に成長したら前向きに乗せる目安だと思っておきましょう。
・後ろ向きの場合
さて、ではチャイルドシートの正しい付け方についてご紹介しますが、まずは後ろ向きに付ける時の位置の目安からです。
なお、後ろ向きに取り付ける場合にも注意するべき点があり、それは前の座席との距離です。
衝突事故が起きた時、前の座席に当たると危険なのでぴったり付けるか、絶対に当たらないところまで距離を開けるかどちらかにします。
これにより、二次衝突を防ぐことができるからです。
私がおすすめしたいのは前の座席にぴったりとつけること。
我が家もこの方法で取り付けました。
衝撃を受けても前の座席とぴったりつけておけば、衝撃が分散され赤ちゃんが危険に及ぶのが軽減できます。
・前向きの場合
まず、確認するべき点はチャイルドシートの背もたれ部分と車のシートがぴったりと密着していることです。
ここにすき間があると、衝突した際シートが十分に衝撃を吸収できず、座席とチャイルドシートがぶつかったことで二次衝突が起こるためです。
座席の角度をうまく調整しながらきちんと密着させましょう。
2.シートベルトを通す
さて、チャイルドシートと前の座席との隙間がなくなったら、シートベルトを通していきます。
チャイルドシートに必ず説明書が付属していると思いますが、それを見ながらゆるくてもいいのでチャイルドシートにシートベルトを通しましょう。
次に、チャイルドシートの上に体重をかけましょう。
3.引っ張る
さらに、力いっぱいシートベルトを引っ張りましょう。
丸い部分を持ち、これ以上引っ張れないというくらい引っ張ります。
なお、チャイルドシートにシートベルトをロックする部分があるので、そこにしっかりとロックされていることを確認すれば終了です。
いったん降りていただき、確認すればどの程度しっかりついているか分かるはずですよ?
取り付ける際の注意点
チャイルドシートがしっかりと固定されていないと、本来果たすべき機能を十分に果たせず非常に危険です。
そのため、取り付ける際にISOFIX取付金具に取り付ける場合、取扱説明書に従ってコネクタを正しく固定していただき、緑色にインジケーターが変わったことをしっかりと確認しましょう。
チャイルドシートを設置した後に注意すること
・内部から変な音がしていないか
チャイルドシートの内部から異音がしていませんか?
もし、異音がしていたら修理しなければならない可能性が高いので、メーカーの問い合わせ窓口に問い合わせるようにしましょう。
・他のメーカーの部品などを使っていないか
これはあまりないケースかもしれませんが、メーカー指定の部品やメーカー純正の部品以外のものを使うと、思わぬ事故や破損、故障の原因になります。
絶対に指定の部品を使うようにしましょう。
まとめ
チャイルドシートの正しい設置の仕方について順を追ってご説明しました。
特に女性はチャイルドシートを設置するのが苦手なはず。
パパなど男性につけてもらえればいいですが、無理な場合は説明書を見ながら正しくつけてあげて欲しいです。
赤ちゃんの命を守るためにも、ここでお教えしたことをご参考にしていただければと思います!