赤ちゃんが生まれると、チャイルドシートに座らせて車に乗せますよね？
我が家も孫が退院する日から、車で出かける時はレンタルしたチャイルドシートに座らせています。
でも、チャイルドシートに乗せない場合、罰則ってあるんでしょうか？
実は2004年4月よりチャイルドシートの着用が義務化され、着用を怠ると罰則を受けると決まっています。
ただ、場合によってはチャイルドシートの着用が免除されるケースもあるので、具体的なケースについてお教えします。
チャイルドシートの着用義務はいつからいつまで？
私は子育て中チャイルドシートを着けさせていましたが、そこまで厳しかった記憶はありません。
ところが、2004年の道路交通法の改正により、チャイルドシートの着用が義務化されました。
現在、チャイルドシートの着用が義務づけられているのはいつからいつまでなのでしょうか？
道路交通法第1条3項によれば、出産直後から6歳未満までの子どもはチャイルドシートを着けなければならないと決まっています。
生まれたばかりの赤ちゃんであっても、チャイルドシートを着用しなければならないというのに驚かれるかもしれませんが、大切な赤ちゃんの命を守るためです。
必ず着用するようにしましょう。
チャイルドシートを着用しなかった場合の罰則
もし、チャイルドシートにお子さんを乗せずに車を運転した場合の罰則はと言うと、違反点数が1点となり、罰金が取られることはありません。
つまり、シートベルトを着用していない時の罰則と同様ということになります。
点数が1点引かれるだけで罰金がないとなれば軽いような気もしますが、運転する人がゴールド免許の場合、お子さんをチャイルドシートに乗せていないことでブルーの免許になってしまいます。
それに、自動車保険の保険料が上がる可能性もありますよね？
もっとも、そういった保険や点数のことよりお子さんの命を守ることを考えれば、チャイルドシートを着用させるのは当然のことです。
私が子育て時代に実際にあったことですが、ある知人夫婦は子ども3人を後部座席をフルフラットにした状態でチャイルドシートどころかシートベルトも着用させず自由にさせていたのを思い出しました。
今考えてもゾッとします。
チャイルドシートが免除されるケース
ただ、チャイルドシートが義務づけられていると言っても、次のような場合は免除されます。
おむつを替えたり授乳する場合
赤ちゃんを車に乗せている間におむつ替えやミルクをあげる場合にはその間だけチャイルドシートを外しても構わないとされています。
チャイルドシートに乗せたままでおっぱいを上げたり、おむつを替えるのは不可能だからです。
ただ、いくら罰則がないからと言っても、その間に事故に遭えば命に係わるので、できれば安全なところに停車して行うことをおススメします。
緊急時
また、応急救護などを行う場合など緊急性が高い場合、チャイルドシートを外して搬送しても構いません。
たとえば、夜中にお子さんの具合が悪くなり公共交通機関が使えないとなった場合、自家用車で病院に搬送するとねればチャイルドシートを着けなくてもいいということです。
ただ、緊急性が高い場合は救急車を呼んだ方がいいの場合もあるので、呼んだ方がいいか迷う場合は小児救急電話に電話するようにしましょう。
全員が座れない場合
5人乗りの車に乗っていて後ろに6歳未満のお子さんを3人乗せるとなるとチャイルドシートは2つしか載せられないので、助手席にはパパかママが乗るとなれば、どうすることもできません。
こういったケースもお子さん1人のチャイルドシートは免除されることになっていますが、お子さんの安全面を考えると3列シートの車に買い替えることを検討した方がよさそうです。
公共交通機関
バスやタクシーなどに乗る場合、チャイルドシートの着用は免除されています。
怪我や障害などで着用できない場合
お子さんによっては怪我や障害などでチャイルドシートを着用すると健康上好ましくない場合もあります。
そういった場合もチャイルドシートの着用は免除されています。
車の構造上不可能な場合
車種によってはチャイルドシートが構造上搭載できないものもあります。
そういった場合も、チャイルドシートの着用は免除されます。
まとめ
チャイルドシートの着用を怠った場合の罰則や、チャイルドシートの着用が免除されるケースはどういった場合かについてまとめてみました。
大人がシートベルトを着用するのと同様に赤ちゃんもきちんとチャイルドシートを着けていないと事故に遭った際、命にかかわります。
ただ、やむを得ない事情がある場合はチャイルドシートを着けなくても罰則の対象にはなりません。
赤ちゃんとの外出が悲しい思い出にならないよう、チャイルドシートをきちんとつけてあげてくださいね！