多くの人が苦労する、英会話におけるリスニングの勉強。
いつまで経っても英語が聞き取れないと、勉強のモチベーションも下がってしまいますよね。
勉強のモチベーションが上がらない人には、気分転換も兼ねてリスニングの聞き流しを実践することをおすすめします。
リスニングの聞き流しはいつでもどこでも実践できるので、時間の有効活用という意味でも有効です。
本記事では、リスニング聞き流しの効果や、より学習効率を高めるための方法について紹介していきます。
リスニング聞き流しとは?
リスニング聞き流しとは、読んで字のごとくリスニング音声をひたすら聞き流す学習方法です。
車や電車での移動中、トイレやお風呂の中、いつでもどこでも実践可能なのが特徴です。
英語を全て聞き取ろうと身構えるのではなく、BGMのようにリラックスしてリスニング音声を聞き流します。
リスニング聞き流しのメリット
「リスニング聞き流しは効果がない」
こんな話をよく耳にします。
確かに、集中してリスニングを行うのとリスニングを聞き流すのでは、集中してリスニングを行う方が効果的です。
しかしリスニング聞き流しのメリットは、英語を「多聴」できることにあります。
1回英文を聞き流しただけでは効果は薄いかもしれませんが、何度も繰り返し同じ音声を聞くことで少しずつ効果が表れてきます。
ここでは、リスニング聞き流しのメリットについて紹介していきます。
耳が英語に慣れる
集中して英語を聞かずとも、常に英語が耳に入ってくる状況を保つことで、英語の発音やアクセントを体に染み込ませることができます。
これは毎日のように聴いている音楽のリズムがいつまで経っても忘れられないのと同じで、何度も繰り返される発音やアクセントは自然と記憶に定着していきます。
知らず知らずのうちに単語や熟語を覚えることができる
テレビのCMで毎日のように繰り返し流れるキャッチフレーズが、頭から離れなくなってしまったという経験をしたことがありませんか?
リスニング聞き流しで単語や熟語が記憶に定着するのも、これと同じような原理です。
何度も繰り返し同じ単語や熟語を聞くことで、意識せずとも記憶に刷り込まれていきます。
勉強のモチベーションが低い時でも実践できる
リスニング聞き流しという行為にはストレスがほとんど伴わないため、モチベーションが低い時でも実践がしやすいです。
何か他の作業をしている時に、BGMとしてリスニング音声を流しておくだけでも効果はあります。
重たい腰を上げなくても手軽に学習できるのが、リスニング聞き流しの魅力です。
リスニング聞き流しの効果を高める方法
上記ではリスニング聞き流しには複数のメリットがあるという解説をしました。
しかしながら、ただひたすらリスニングを聞き流すだけでは、英会話におけるリスニング力アップの効果は薄いです。
リスニング聞き流しでリスニング力をアップさせるためには、ちょっとした工夫を取り入れる必要があります。
ここでは、リスニング聞き流しの効果を高めるための方法について紹介していきます。
聞き流す英文の内容は事前に把握しておく
リスニング聞き流しの効果を出すための大前提です。
全く聞き取れない英語を繰り返し聞いても、リスニング力アップの効果は見込めません。
英文の和訳をある程度把握しておき、英語が頭に入ってくる状態を作り上げておく必要があります。
同じ英文を何度も繰り返し聞く
英語を聞くことに意識を集中しないリスニング聞き流しは、一度英文を聞いたくらいでは英文が頭に入ってきません。
意識を集中せずとも、
「あ、またこの単語が出てきた!」
と気付けるくらいに何度も同じ英文を繰り返し聞く必要があります。
繰り返し聞いても聞き取れない部分は、後から調べる
英文を繰り返し聞き流していると、
「毎回この部分がなんて言っているのか分からない…」
といった疑問が生じてくるはずです。
そんな時は、聞き取れない部分の英語を調べて、答え合わせをすることが重要です。
一度英文を把握することで、次回からは頭に入ってくるようになります。
可能であれば、英文を口ずさんでみる
英文の音読は記憶への定着を促進してくれます。
自宅や車の中でしかできないかもしれませんが、聞き取った英文を真似して口ずさんでみることも重要です。
英語を真似して口ずさむことで、英文の音読と同じ効果を得ることができます。
まとめ
本記事では、リスニング聞き流しの効果や、より学習効率を高めるための方法について紹介しました。
リスニング聞き流しは、勉強のモチベーションが上がらない時でも手軽に実践できるのが何よりの魅力です。
確かに集中して行うリスニングよりも効果は落ちますが、何度も繰り返し同じ英文を聞くことで少しずつリスニング力が向上していきます。
リスニングの勉強に行き詰まった時、ぜひリスニング聞き流しを取り入れてみてください。