英単語や表現を自然な形で覚えたり、英文法に慣れたりするためには、洋書・ペーパーバックを使って多読という方法で学習するのがおすすめです。
多読というのは、その文字のまま、たくさん読むということですが、英語をたくさん読むことで、単語力や表現力が自然と身につき、さらに文法ルールまで無理をしなくても身に付いていくのです。
しかし英語のレベルが初心者レベルだと、なかなか読める洋書・ペーパーバックはないかもしれませんね。
そこで今回は、英語初心者でも読めるような洋書・ペーパーバックをご紹介していきます。
これを参考に、ぜひ多読に挑戦してみてくださいね。
【英語初心者向け】おすすめの洋書・ペーパーバック10選
1.Mary, Queen of Scots (Oxford Bookworms Library)
こちらはオックスフォードが発行している、英語学習者向けのシリーズです。
7段階のレベルに分かれているので、初心者から上級者までカバーできるのが魅力のシリーズ。
”Mary, Queen of Scots”はその中でも一番簡単なレベルとなっています。
スコットランド女王のメアリーについての史実に基づいた物語といったところでしょうか。
簡単な英語で書かれているのにも関わらず、なぜだか引き込まれてしまうのは、メアリー王女の人生がなかなか波乱万丈だからかもしれません。
とてもおすすめです。
2.The Phantom of the Opera (Oxford Bookworms Library)
上記と同じくオックスフォードのブックワームズシリーズから。
日本語では「オペラ座の怪人」として親しまれているあの物語です。
こちらもレベル1と初心者向けのものになっているので、安心してくださいね。
英語を読むとき、大体のストーリーを知っている方が、わからない単語や表現が出て来たときにも理解しやすいのですが、オペラ座の怪人なら、なんとなくおおまかなストーリーを知っている人がほとんどでしょう。
あのシリアスなストーリーを読み切れたという読後の満足感・充実感もしっかり味わえそうです。
3.ごんぎつね Gon, the Fox(ラダーシリーズ)
こちらは日本の出版社発行の、英語学習者向け洋書シリーズです。
ごんぎつねはその中のレベル1に属し、こちらも初心者向けの1000語レベルで書かれています。
ごんぎつねの話を全く知らないという人の方が少ないですよね。
ですから、こちらもとても読みやすく、スラスラと進めていけるはずです。
4.グリム名作選 The Best of Grimm’s Fairy(ラダーシリーズ)
こちらもごんぎつねと同じく、ラダーシリーズのLevel1の本です。
ごんぎつねは日本の話なので、英語で読むのはなんだか気分が盛り上がらないという人は、
グリム童話にしてみてはどうでしょうか。
ヘンゼルとグレーテルや、カエルの王子様などを含め、8本の話が入っています。
1つ1つが短いのも読みやすいポイントですね。
5.ピーター・パンPeter Pan(ラダーシリーズ)
ピーター・パンは聞いたことがあるけど、話はよく知らないという人も多いでしょう。
そんなピーター・パンがラダーシリーズのLevel1で読めます。
子供の頃ピーター・パンが好きだったという人や、ピーター・パンがどんな話か気になる人は、こちらを選んでみてはどうでしょうか。
簡単な英語で書かれているのに、ピーター・パンの冒険がしっかり描かれています。
6.Nate the Great
こちらは英語学習者向けに書かれた本ではなく、児童書からのピックアップです。
9歳の少年探偵が、事件を解決していくというお話で、先を想像しやすいのがおすすめポイント。
対象もそのくらいの子供が対象なので、難しい表現はなく、お話も短く書かれています。
学習者向けの本以外をお探しなら、こんなものはどうでしょうか。
シリーズものなので、1冊読めたら、どんどん読み進めることができます。
7.Big Fat Cat and The Mustard Pie
そもそも英語多読ブームは、この本の著者が書いた「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」という本から始まったと言っても過言ではありません。
そちらは英語をどのように読むかという入門書になっているので、それもおすすめなのですが、洋書を読んだ!という感じがするのは、こちらの本でしょう。
まずは「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」を読んでから、ぜひこちらにも挑戦してみましょう。
シリーズになっていて、この他にもいくつかビッグ・ファット・キャットのお話があります。
8.The Enormous Crocodile
イギリスの児童書作家、ロアルド・ダールによる児童書です。
ロアルド・ダールの児童書の中でも比較的読みやすいので、初心者でも挑戦できるでしょう。
ここまでご紹介したものの中では比較的難しい部類に入ります。
将来的に「チャーリーとチョコレート工場の秘密」を読んでみたいなら、同じ著者なので、ここから始めてみると、文体や話の流れなどに慣れることができます。
9.Elmer
エルマーと言っても、エルマーと竜のエルマーではなく、象のエルマーの方です。
カラフルな表紙が目を引く象のエルマーの絵本は、英語初心者でも楽しみながら読める1冊でしょう。
また英語を学んでいるお子さんにもおすすめの1冊です。
10.Love That Dog
装丁がとても可愛いこちらの本は、詩なんて書きたくないと言う少年が、
”Love That Boy”という詩に出会って、詩を書き始めるというストーリー。
非常に簡単な言葉で書かれているので、とても読みやすいはず。
挿絵も多く、文字も大きいので、初心者でもストレスなく読み進めることができるでしょう。
まとめ
今回は英語初心者向けということで、なるべく簡単に読めそうな本をご紹介しましたが、
興味を引くものはあったでしょうか。
多読を始めるときには、興味があるものから手をつけるのが鉄則です。
読んでみたいと思えるものからぜひ挑戦してみてくださいね。