はじめに
TOEICに挑戦する多くの人を悩ませる、リスニングパート。
TOEICのリスニングは1度しか音声が放送されないため、慣れていないとすぐに聞き漏らしてしまいますよね。特に英文が長くなるPart3やPart4は、リスニングが苦手な人にとっては鬼門なのではないでしょうか?
そこで、今回おススメしたいのが、英会話を取り入れた「TOEICのリスニング勉強法」
もともと英語が得意ではなかった私も、この方法で英会話に慣れつつTOEICの勉強に取り組んだことで
独学でTOEIC830点を達成することができました。
本記事では、英語初心者の人でも実践できる、リスニング勉強法を私の体験談をまじえてご紹介していきます。
TOEICのリスニング、なぜ聞き取れないの?
英語が得意でない人が初めてTOEICのリスニングを聞いた時、まず感じるのが「早い・・」という印象ではないでしょうか?
確かにTOEICのリスニングのスピードが早いのは事実ですが、英語が聞き取れない原因は他にもあります。
まずは、TOEICのリスニングが聞き取れない原因について探っていきます。
【原因①】単純な単語力・文法力不足
読み上げられた英語が聞き取れない原因は、単純に単語や文法を理解していないからということも考えられます。
単純な単語力不足ですね。
私たちが自然に使っている日本語であっても、相手が自分の知らない単語を使った時に「え?」っと聞き返してしまいませんか?
英語についても同様で、聞き慣れない単語や文法はそう簡単に耳に入ってきません。
【原因②】英語のスピードに慣れていない
TOEICの英語は日本人からすると非常に早口に聞こえますが、英語を話す外国人からすると至って普通のスピードです。
ではなぜ早いと感じてしまうのか?それは単純に英語のスピードに慣れていないからです。
英語のスピードの早さは大きな課題のようにも思えますが、何度も英語を繰り返し聞き、耳が英語に慣れてくると、そのスピードが自然と思えるようになってきます。
【原因③】英語の発音・アクセントに慣れていない
英語の発音やアクセントに慣れていないというのも、TOEICの英語が聞き取れない大きな原因の1つです。
発音やアクセントに慣れていないと下記のポイントを予測できません。
・どこまでが1つのフレーズなのか
・相手の言葉がどこで区切られたのか
長い英語を聞きながら迷子になってしまうという人は、発音やアクセントに慣れることを意識しましょう。
【原因④】会話の流れを汲む力が不足している
読み上げられる英文が長いTOEICのPart3やPart4においては、「会話の流れを汲む力」が求められます。
相手が今何の話をしているのかを読めないと、例え簡単な英語だったとしてもパニックになってしまいます。
逆に「会話の流れを汲む力」があれば、英語を100%聞き取らずとも大体の話の中身が理解できるようになるはずです。
TOEIC830点を達成した勉強法を教えます【体験談】
TOEICの勉強方法は千差万別です。
一概に正解はないのですが、私の場合はオンライン英会話をTOEICの勉強に取り入れ、英語初心者の状態からTOEIC830点を達成しました。
ここでは、私が独学でTOEIC830点を達成した時の体験談をご紹介していきます。
まずは単語・文法をひたすら暗記
まずは下準備として、単語と文法の知識を身に付けるところからスタート。
TOEIC対策用の単語集・文法集を購入し、電車移動などのスキマ時間にコツコツ勉強しました。
オンライン英会話で英語を聞き取るための地力をつける
ある程度単語や文法の知識が身に付いたら、オンライン英会話でひたすら英語を聞く&話すを繰り返しました。
ちなみに利用していたオンライン英会話はDMM英会話です。
DMM英会話の先生と行っていたトレーニングは、下記の通りです。
・一つの写真や絵を見たあとに、先生に絵や写真について質問をしてもらい、それに私が答える
・先生に短い文章とそれに対する質問を読んでもらい、それに私が答える
・一つのお題にそって先生と討論する
TOEIC対策ならこちらのオンライン英会話がおススメです。
TOEIC公式問題集で本番を見据えた演習
英会話を通じて英語を聞き取るのに慣れてきたら、次はTOEIC公式問題集でTOEIC本番の形式に準じた演習を繰り返しました。
TOEIC本番の形式に準じた演習をすることで、英会話で培ったリスニング力をTOEIC仕様に仕上げていきます。
なぜ、TOEICのリスニングに英会話が有効なのか
英会話を始めた当初は、私もこれがTOEICの点数に繋がるのかと不安に思っていました。
しかし結果として英会話を続けたことで、英語を聞くということに抵抗がなくなり、TOEICのリスニングもスムーズに聞き取れるようになりました。
ここでは、TOEICのリスニングに英会話が有効な理由について解説していきます。
頭をフル回転させて英語を話すので、単語や文法が身につく
こちらはカタコトの英語しか話せない日本人なので、外国人の先生と会話を成立させることに必死です。
何とか会話を成立させようと、頭をフル回転させてこれまでに覚えた単語や文法を思い出そうとします。
頭をフル回転させて口にした単語や文法は、記憶の中に強く刻まれ、長い時間が経ってもなかなか忘れません。
発音やアクセントが分からない時は、徹底的に教えてもらえる
「この単語の発音やアクセントのコツが分からない」という旨を先生に伝えれば、先生が手取り足取り指導してくれます。
マンツーマンで発音やアクセントを指導してもらうことで、参考書を読んだだけでは分からないコツを掴むことができます。
実際に英会話をすることで、会話の流れを汲む力がつく
最初から先生が話す英語を全て聞き取るのは不可能ですが、会話を成立させるために先生が何を話しているのかを理解しようと必死になります。
英会話を通じ、会話の雰囲気から話の流れを汲み取る訓練をすることで、TOEICのPart3やpart4で出題される長い英文の内容も理解できるようになります。
まとめ
本記事では、英会話を取り入れたTOEICの勉強法について紹介しました。
英会話がTOEICのリスニングに有効なのはもちろんですが、身につけた英語を海外旅行やビジネスなど、様々なシーンで活かせるというメリットもあります。
ぜひこれを機に、ご自身の英語学習に英会話を取り入れてみてください。