「ビジネス英会話」と聞くと、普通の英会話よりも難しいというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
「ビジネス」とついていますし、きっちりした英語が必要そうで、また語彙も難しそうだと尻込みしてしまう人も多いでしょう。
しかしビジネス英会話は、英会話初心者からでも挑戦のできる分野です。
今回はビジネス英会話について、初心者向けの学び方をご説明します。
ビジネス英会話と日常英会話の違いとは?
まずはビジネス英会話と日常英会話の違いから探ってみましょう。
ビジネス英会話とは、仕事で使う英会話のことですが、文法や基本的な語彙に差があるわけではありません。
強いて言えば、ビジネス英会話では日常英会話よりも丁寧な表現が必要なこと、そして職場で使う語彙が必要になることが、違いと言えば違いでしょうか。
学習、そして実践してみるとわかるのですが、実は日常英会話よりビジネス英会話の方が簡単な部分もあります。
確かに言い回しは長くなったりしがちな場合もありますが、ビジネスの場というのは場面ごとに先が予測しやすく、限定された言い回ししか知らなくても、なんとかなります。
また、場面ごとに使うフレーズも決まっていますし、種類がたくさんあるわけでもないので、そういった言い回しを覚えてしまえばいいんですね。
日常英会話は会話の幅が広すぎて、使うフレーズを予測することができないことも多々あるでしょう。
また、定番フレーズというのは、挨拶くらいにしかないので、日常英会話をしっかりこなす方がビジネス英会話よりも難しいくらいです。
つまり、基礎的な英語の知識がついているなら、実はビジネス英会話の方が習得しやすいんですね。
ビジネス英会話では定番フレーズを覚えてしまおう
前述のとおり、ビジネス英会話は限定された言い回ししか知らなくても、なんとかなる場面が多いです。
ですから、ビジネス英会話を始めたいなら、どんどん定番フレーズを覚えていくといいでしょう。
定番フレーズに合わせて、仕事で使う語彙も身につけていくべきですが、そういった語彙はフレーズの中に現れるので、定番フレーズを覚えることができれば、語彙も自然と身につきます。
ただし定番フレーズを覚えるときには、そのフレーズをいつどんな時に使うのか、どういうシチュエーションなのかという点までしっかり覚えるようにしましょう。
そうしなければ、いざそのフレーズを使う場面になっても、今がそのフレーズを使う時だと気づけないからです。
また、定番フレーズを覚えることは重要ですが、ただの丸覚えで終わるのもNGです。
その文章の文法や1つ1つの単語の意味などもしっかりと理解しながら覚えるようにしてください。
それが結果的に全体的な英会話力の向上にもつながりますし、自然とビジネス英会話のフレーズが口をついて出ることにもつながっていきます。
ビジネス英会話の定番フレーズ例と覚え方
今までビジネス英会話の勉強をしたことがなかった人は、定番フレーズを覚えろと言われても、どのように覚えていけばいいかわからないでしょう。
そこで、ここからはビジネス英会話の定番フレーズを使って、どのようにビジネス英会話を身につけていくべきなのかをご説明していきます。
まずはビジネス英会話の定番フレーズ例をピックアップしてみました。
Tanaka: Hello, I’m Akira Tanaka. It’s a pleasure to meet you, Mr. Green.
Green: You, too, Mr. Tanaka. Thank you very much for coming today.
(和訳)
田中: どうも。私は田中あきらです。お会いできて光栄です、グリーンさん。
グリーン: こちらこそ、田中さん。今日はお越し頂きありがとうございます。
ビジネスシーンで、田中さんがグリーンさんの会社に訪れた、そして2人が直接対面するのは初めてというシチュエーションでの挨拶ですね。
ここでビジネス英会話の定番フレーズとなっているのは、”It’s a pleasure to meet you.”とその返答である、”You, too.”の部分です。
その他の部分は、どういうシーンでその定番フレーズを使うのかという補足ですから、無理に覚える必要はありません。
“It’s a pleasure to meet you.”というのは、ビジネスシーンで初めて会う人に使う「はじめまして」の挨拶です。
メールや電話などで事前に会話したことがあったとしても、使います。
今回は定番フレーズをどのように覚えていくかをご説明するので、このフレーズについての詳細説明は割愛しますが、「はじめまして」に当たるビジネスで使える定番フレーズには、もう少し種類があります。
ですから、”It’s a pleasure to meet you.”を覚えるのと同時に、そうした同じシーンで使える他のフレーズ、そして受け答えの仕方も覚えてしまいましょう。
例えば、みなさんが知っている”Nice to meet you.”というフレーズも、ビジネスで使ってもおかしくはありません。
これへの返答は、”Nice to meet you, too.”か、”You, too.”ですよね。
なぜ同じシーンで使える別のフレーズを覚えた方が良いかというと、相手から言われたときに返答に困らないようにしておくためです。
種類もそう多くはありませんから、すぐに覚えられるでしょう。
定番フレーズの中の単語もチェックしましょう
そうしてもう1つここでやっておきたいことがあります。
”It’s a pleasure to meet you.”の中で知らない単語の意味を調べておくことです。
この中だと、”pleasure”の意味がわからない人もいるでしょう。
”pleasure”という単語は、「楽しみ」「喜び」「光栄」などといった意味があります。
そこまで理解すれば、「あなたにお会いできて光栄です」という意味のフレーズであることが、しっかり理解できますよね。
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まとめ
今回はビジネス英会話を定番フレーズから覚えていくことについてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
今後少しずつ、シーン別のビジネス英会話定番フレーズをご紹介していくので、少しずつ覚えてビジネスで英会話が使えるようにしていきましょう。